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xxxHOLIC…評判悪いようだが思った以上に悪くなかった [映画]

主に玉城ティナ目当てで見に行ったxxxHOLIC、まぁ役柄は普通の役だったので残念だったが思った以上に悪くなかったので一応満足。

"さくらん"で蜷川実花の映画が気に入ったのだが何だかんだ言ってその後の"ヘルタースケルター"も"ダイナー"も見れていない。賛否両論あるようだが(友人の間ではほぼ否側で意見がまとまってしまっているのが残念)私は好きです、あの派手派手の悪趣味なところが良いんだけどね〜。

ストーリーや雰囲気で見せる監督で無いのでそこら辺をどうのこうのいうのは野暮というものだろう。写真集を見る感じで映像に浸るのが正しい鑑賞姿勢だと思うよ、そのくらいの気持ちで見たのでそこからすれば思った以上に良い出来で一応満足。

映像に浸れれば良いと思っていたが役者が思った以上に良かったのがプラスアルファ。神木隆之介も磯村勇斗も相変わらずうまいし、柴咲コウは触媒みたいなものだから特に文句は無い。玉城ティナは妖怪役のようなもっとエキセントリックな役の方が似合うと思ったが、モデル上がりとは思えないくらい良い演技をしている。

しかし思った以上に良かったのが趣里と吉岡里帆。趣里は冒頭のエピソードだけの出演だが見ているのが辛くなるほどリアル、親の七光りだけで無くちゃんとした役者になったんだなと感心したがこんな異常な役をやってこのあと大丈夫だろうかと心配になるほど。そして吉岡里帆はこんな役もこんなに出来るんだと感心するほど、先に知っていなければ彼女だと分からなかったかも。吉岡里帆は、恐らく地に近いと思われる元気な役だと違和感があるが、イメージに近いおっとりした役や逆に全然違った異常な役をやるとかなりはまる気がする。

それにしても蜷川実花はもしかしたらリズム感が悪いのではないか、映画を見ているとテンポの悪さがちょっと気になる。あの映像であの役者で、更に映画にリズム感があれば自信を持って面白かったと言えるのだが…。
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2020年2月2日(日)新百合ヶ丘に映画を見に行く [映画]

本日はスターウォーズを見に新百合ヶ丘まで行ってくる。

先週の漫画喫茶が意外とストレス解消になったので、今週は映画を見に行くことにする。ちょうどスターウォーズの最終作を見たいと思っていたのだが、そろそろ空いてくるのではと言う事で調べてみる。新宿、渋谷で見れると良いが…と座席の予約状況を見てみると満席。もう公開から相当時間が経っているから空いていると思ったがまだまだパンパンなのか?…と思ったら土曜日は2月1日で毎月1日のファーストディでチケットが安くなる日であった、そりゃ混むわけだ。

そんなわけで、安くなるよりゆっくり座って見たいと言う事で2日の日曜日に行くことにする。しかし渋谷の映画館は思った以上に混んでおり残り少ないレベル、う~んやはり渋谷新宿は通常時でもそこそこ混んでいると言うことか、本当は新宿に行って久しぶりに"ふきぬき"でうな丼を食べていきたかったが…と言う事で都心を離れた映画館で探すことにする(これ伏線)。と言うわけで以前一度行ったことがあり思った以上に大きかった新百合ヶ丘の映画館に行くことにする。予約状況を調べてみるとまだまだ残りは多いらしい、これなら予約しなくても大丈夫でしょう。

と言うわけで本日2月2日、早速行ってきました。最近映画館に行っていないのでチケットを買うのも一苦労、窓口もなく自販機的なもので座席指定で購入するのにやや戸惑う。しかし料金表を見ると"ハッピーゴーゴーチケット"と言うのがあり、55歳以上なら安くなると言うのを発見。まだシニア割りをして貰うほど老け込んでいないつもりなのでここは見栄を張って一般料金で入ろうとしたが、1,800円が1,100円になると言う割引に引かれてシニア割りでチケットを買ってしまう。勝ち負けで言うところの負け。

取りあえず席指定のチケットを買って安心したところで、取りあえず昼食を食べに行くことにする。新百合ヶ丘は前に来た時もお店がなくて困った覚えがあるが、ぐるっと回ってもやっぱり何もない。仕方が無いので駅前のビルに入ってみる、ここなら何かあるでしょう。レストラン街の一覧を見ると色々なお店がある、どこが良いだろう…と見ていたら行きたいと思っていた新宿ふきぬきの新百合ヶ丘店が入っているなにぃぃぃ。こんなラッキーなことがあるのか…と思いながらうな丼を頂く、と言うわけで伏線回収。新宿店はお昼時は物凄い行列が出来ているが新百合ヶ丘店は普通に座れた、ますますラッキー。
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そんな訳でそろそろ良い時間になってきたので戻って映画を見る。内容はまぁ満足、ディズニーもJ・J・エイブラムスもそつの無い仕事をする人たちだからまぁ安心して見てられる。オチ的なものも既に何となく聞いてしまっていたのでサプライズとしてはハリソンフォードの登場くらいだが、まぁ内容的にはそこそこ満足。最終回とは言え、いくらでも続編の作れそうな終わり方ではあったがさすがにこれでもう終わりでしょうね。

映画終了後、ちょっとお茶でもしていこうかと思ったがスタバは物凄い行列が出来ており、その隣の紅茶カフェも5組くらい待っている模様。仕方が無いので入り口脇のベンチに座ってSNSに感想を書いて帰宅。

内容的には不満はないがサプライズもなかったのでストレス解消にはいまいちであったか。まぁ最初のエピソード4をリアルタイムで見た身としてはやはり見ておくべきなんでしょうね。
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ダンスウィズミー…う〜ん惜しい [映画]

本日は前から気になっていた矢口史靖監督の"ダンスウィズミー"を見てきた、感想は一口で言うと惜しい!

どこでやっているか調べたところ、関東ではほぼ朝一か最後の1回のみの上映のみ何で?どうやら既に公開から暫く経っておりお客さんの入りがイマイチだったため縮小された模様トホホ。さすがに休日の9時とか10時から映画に行くと言うのはキツい…と思ったが新宿なら11時過ぎから、有楽町なら12時過ぎから見れそうなので午後から台風の予報が出ている中行ってきました(まぁ台風は全然影響なかったが)。

催眠術師に音楽を聴くといきなり踊り出す催眠をかけられてしまった"いなかっぺ大将"の大ちゃんみたいな(古い)主人公が、催眠を解いて貰うために催眠術師を捜し回る…と言うくらいの前知識しか無い状態で見てきました。ロードムービーっぽいのかな、と思ったら前半は東京で暮らすOLさんの話。矢口史靖なら外れはないだろうと思って見たのだが、もうちょっとあそこをこうしたら、ここをこうしたら傑作となっていたのに。いやそれも検討した結果ああ言う映画になったのだろうか。

ミュージカルを謳っているのに踊るシーンはほぼ前半中心、後半は踊りよりも歌が中心となっている。いや普通の生活の中でいきなり主人公が歌い踊り出し、何故か周りの人もそれに合わせて踊り出すのがミュージカルの変なところでもあり良いところでもあると思うのだが。

主人公がマンションの部屋を出てロビーでいきなり踊り出したり会社で会議中にいきなり踊り出したりと言うのはすっごく良かった。ミュージカルの不自然さを催眠術と言う手を使ってコメディにしたのはさすが矢口監督だと思うが、それなら何故それで最後まで通さなかったのか?色々なジャンルのダンスを出したり後半は歌中心にしたりと言うのは見ている人を飽きさせないためだろうか、いやとことんスタンダードなミュージカルに徹した方が面白かったと思うのだが。

スィングガールズとの共通点も多いが、上野樹里・貫地谷しほり・本仮屋ユイカと言った才能溢れる新人役者を揃えたスィングガールズと比べるともうちょっと実力派の役者を集めた方が良かったのではないか?ラストもスィングガールズみたいではあったが、スィングガールズでは観客は観客のままで良かったがミュージカルコメディなら観客も全員ダンサーを揃えて全員でフラッシュモブにした方が盛り上がったと思うのだが…。それもこれも全て予算の関係だとしたらちょっと悲しい。

主演の三吉彩花と言うのは全然聞いたことないが新人だろうかとWikiで調べて見たら「熱海の捜査官」で東雲麻衣をやった子だった、あの子がこんなに大きくなったのかと感慨ひとしお。それにしてもあれほどうまく踊れるのだからもっと彼女のダンスシーンを増やせば良かったのに。そしてエンドロールを見ていたら「この映画では動物に辛い思いはさせていません」のような注意書きが…。確か犬が出ていたシーンがあったがそれに対する言い訳だろうか、そんな注まで書かなきゃならないなんて世知辛い世の中になったものよ。

アイディアは良かったしストーリーも音楽もダンスも良かったので本来なら矢口監督一番の大傑作になるはずだったのに惜しい!…と個人的には思った映画でした、いや十分面白くて満足はしたのだがね。。
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2019年4月6日(土)カメラを止めるな!…ネタバレ無しの感想 [映画]

本日は自宅でノンビリ、なので以前録画しておいた「カメラを止めるな!」を見てみる。

いや、面白かったよ。構成も緻密だしストーリーもちゃんとしてたし。ケチを付けるつもりは一切無いのだが…。ただこう言う構成の映画はこれまでもあったし、前半の30分であぁそう言う映画なんだなと言う想像は付く。その後の伏線の回収は見事だけど、世界中が絶賛とか画期的で斬新な映画と言うのはさすがに褒めすぎなのではないだろうか。そこまで言われると更にもう1オチあるのではと思って期待してしまう、いや本来あれで十分なのだが。

工夫を凝らして練りに練られた上にほんのり温かい気持ちにさせてくれる、なのにマスコミが持ち上げ過ぎたためハードルが上がりすぎたちょっと勿体ない映画…そう言う映画でした。
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"そらのレストラン"…「かもめ食堂」に遠く及ばず [映画]

久しぶりに映画を見に行こうと突発的に出かける、いや突発的に出かけたのには理由があるのだが。

友人がFaceBookで見てきたと言っていた大泉洋主演の「そらのレストラン」が何となく良さげな気がしたので見に行くことにする。いや良さ気と言うほど良さそうな気がしたわけではないのだがある理由で映画館に行きたくなったので。

上映時間は12:00と15:00、15:00じゃ遅すぎるし12:00じゃ早すぎる、と思ったが午前中のダラダラを少し減らして頑張って出かけてみる。スマホで予約が出来るようだったので一度試して見たかったが、何時にどこどこへ行かないとならないと言うのが嫌だったので予約できることだけ確認してフラッと出かける。1時間前に劇場に着くが全席指定らしい、見るとガラガラだが大丈夫だろうか。時間になって集まってきた人を見ると比較的年齢層が高め、この時点でやな予感がする。
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内容は…う〜んコメントしずらい。見て損したとまでは言わないが、ポイント的にはまぁ良さげな所もなくはなかった…その程度の出来。「かもめ食堂」には遠く及ばなかったな、何が違うのだろうと見ている間中ずっと気になる。"湿気"だろうか、"姿勢"だろうか…評論家じゃ無いのでうまくは言えないが、牧場生活に憧れを持っている人が夢をそのまま映画化した作品、なのでそれほど牧場に思い入れがない人にとっては退屈なだけ。

お昼前に入ったので出てくる料理を見てお腹が鳴ったらどうしようと思っていたがその心配は杞憂であった。だって出てくる料理がそれほど美味しそうに見えないのだから。いや確かに美味しそうではあるのだが、それが実感として伝わってこない。嬉しい時に嬉しいと言ってしまうと嬉しさが観客に伝わらない、美味しい時に美味しいと言ってしまうと美味しさが観客に伝わらない…プロなのにそれくらいのことが分からないのだろうか?いや言葉で説明しないと理解できないほど最近の観客がバカだという事だろうか。仲間内で盛り上がっている様子を見せられれば見せられるほど距離を感じてしまう…なので入り込めない、そう言う映画でした。

まぁそもそもダメだろうなと思って見に行った映画だったのでまぁこんなものだろうなと納得しただけ。いかんなぁこう言う映画の見方をしていては。

ポスターを見ていたらミスターが友情出演していると言う事だったのでどこに出てくるのだろうと探していた。シェフが出てきた時に少し顔が違う気がするがもしかしてこれミスター?欲しがりな所もミスターっぽいし…と悩んでいたが後半になって役場の人の役でミスター登場。ミスター、随分老けたなぁほぼおじいちゃんじゃん、と思ったがあれは老けメイクと老け演技のせいだろうな。そして友人の奥さん役をやった安藤玉恵さんと言う女優さんがやけに気になる、あれ〜どっかで見たような気がするのだが。出演作を見てみるがちゃんと見ていたのは「都市伝説の女」くらい、確かに出ていた気がするが印象に残るほどでは。もしかしたら暫く職場にいた韓国の女性エンジニアに似ているのか、それともこう言う顔つきが好みだからか。大泉洋は確かに演技はうまいが、バラエティではあれほど面白いのに役者になると退屈になってしまう。多分、本当に素直な人で屈折した所が無くそれが演技では平凡に映ってしまうのかも、やっぱり役者としてはヤスケンの方が上なのだろうか。

まぁそもそも映画を見に行った目的と言うのが、最近婚活サイトで知り合った女性とメッセージのやり取りをしているのだがなかなか会話が弾まない、そろそろ得意分野の映画に話題を振ってみようと「今日は○○を見に行ってきました、映画も見ますか?」とメッセージを送ってみようと思ってたのが目的だったので目的は果たせたと言えよう。
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"ルームロンダリング"…久しぶりのアレ系映画 [映画]

久しぶりに映画を見てきました…"ルームロンダリング

ここ最近、あまりにも暑い日々が続いており出かけようにも暑すぎてどこにも出かける気になれない。涼しい所で過ごせる外出という事で、映画でも見に行こうかと思っているのだがどうも最近面白そうな映画がない。"かもめ食堂"や"メゾン・ド・ヒミコ"のような映画が好きなのだが、最近あまりそう言った映画が作られていない。ガキが集まって好きだ嫌いだの中学生の妄想レベルの映画ばかりでうんざり、そんな中ちょっと気になる映画があったので頑張って行ってきました…"ルームロンダリング"。

叔父さんがやっている不動産屋の手伝いとして事故物件に暫く住んで記録をクリーンにすると言うアルバイトをしている主人公・御子。しかし彼女には幽霊が見えてしまうと言う特殊能力があったため、そこで死んだ霊たちが勝手に現れて次々と言いたい事や悩み事を言い出して振り回される…と言う映画。

監督は片桐健滋…う〜ん聞いた事ないなぁ、と思ったら深夜ドラマの「増山超能力師事務所」の監督。BDに焼いて残しておきたいと言うほどではなかったが意外と面白かったので、もしかしたら拾いものかもとあまり期待しないで行ってみた。

場所は渋谷のLOFT近くの1階がディズニーショップになっている劇場。数年前そうとう映画館に通って、特に渋谷の映画館はかなり行ったはずだが、ここは初めて。なんで来た事無かったんだろう…と思ったら次回公開は女子校生がイケメン教師とどうたらこうたらと言う女子中学生の妄想みたいな映画。あぁそうかここは普段は女子小中高生をターゲットにしているから来た事無かったのか…ホントか?

いや面白かったです、こう言う映画大好きです。主人公を演じた池田イライザはやや役不足と言う気もしたが、それを回りの芸達者な大人たちがしっかり支えているので映画としての出来はかなり良かったです。オダギリジョー、つみきみほ、渡辺えりと言った有名所だけでなく、幽霊を演じた有名無名の役者たちがみな良い感じで面白かったです。ちゃんと笑わせてくれて少しホロッとさせられます。意外と音楽も良くて、雰囲気を良い感じで盛り上げてくれてます。

まぁふんだんにお金をかけた映画ではないし賞レースに乗るような映画でもない低予算映画ではあるが、この映画に関してはそれで十分。幽霊が出るという事でCGもあるがそれも最小限…いやそれで十分な量でした。お金をかけたり有名な役者を主人公に据えればもっと華やかな映画になるかも知れないけど、それはそれで蛇足な気がする。

ゆるゆると見るには凄くちょうど良い秀作、いや気に入ってるんだけどね…そう言う映画でした。
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"ちはやふる 結び" [映画]

見たかった「ちはやふる 結び」見てきました…面白かったです。

一昨年のGWにあまりにもする事がなくその時上映していたと言うだけで見に行った下の句が面白かったので、ついつい上の句とセットでBDを買っちゃってお気に入りだった"ちはやふる"。急遽決まったらしい続編であるが、続編というのは作れば作るほど面白くなくなるものでこれもあまり期待はしていなかったがここまで来たら見ずにいられないと言う事で見に行ってきました…"ちはやふる 結び"、いや想像に反してすごく面白かったです。

あれ以上のストーリーをどう作るのだろう、と思ったら今回は太一がメインのストーリーに。その分、新やクイーンの影が薄くなってしまったのは残念ではあるが…クイーンなんてほぼお笑い担当になってしまっていたのはどうなんだろう。そして新たに登場した新キャラ、後輩2人と太一が師事する名人も良い味出していた。後輩2人は登場時間こそ少ないがそれだけでサイドストーリーが作れそうなくらい良いキャラだったし、名人の言葉には重みがあった。原作にはないキャラらしい新の後輩の女の子も良い感じだったし、新とのやり取りも笑えた。

最初、あまりお客さんの入りが良くなかったので大丈夫だろうかと思っていたら映画が始まってからゾクゾクと入ってきて7割程度の入り。これくらいなら良いんじゃね、と言うか始まる前に入って来いよな。しかし小学生女子が意外と多かったが、彼女たちはストーリーの意味を理解できたのだろうか。

エンディングのパフュームの曲は悪くなかったが、"フラッシュ"のようにアップテンポの方が映画にあっていたのでは無いだろうか。取りあえずこれもBD出たら買っちゃおう。
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ジュラシックワールド…色々突っ込み所満載の映画 [映画]

以前テレビで放送されたのを録画しておいた「ジュラシックワールド」、ようやく本日見てみる。ネタバレとか気にせず書くので、未見の人は注意してね。

ジュラシックパーク・シリーズは結構好きなので公開された時に見に行こうか迷っている内に終わってしまった「ジュラシックワールド」、本日お休みなのでゆっくり見てみました。第1作目の「ジュラシックパーク」は映画館で見たし、映画的にも学術的にも良い映画でした。それまであまり世間に知られていなかった恐竜研究の最前線を視覚化して世間に認知させたという意味では良い啓蒙映画でした。とは言うものの、続編というのは作れば作るほど劣化するもの…本作も突っ込み所満載でう〜んさすがにもうダメかと思われるデキでした。

完璧に安全管理されているはずの施設で必ずバカなことをやらかして結局恐竜たちが大暴れする…要は人災というのがこれまでのパターンではあったが、今回は最強恐竜を目指して作られたハイブリッド恐竜が人間を騙してまんまと逃げ出して大変なことになると言う天災映画、いやこっそりと最強恐竜を作っている時点で既に人災か。
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熱線感知に何も反応が無く壁に無数の爪痕が残っている事から、壁を上って逃げ出したと判断して檻の中に入って様子を見る主人公達…いや逃げ出しただろうとは思うが檻の中に入るのはさすがに危険では無いか?と思ったらその通り、身を隠していただけで人間が入るために開けた入り口からまんまと逃げられてしまった。しかし位置センサを埋め込んでありどこにいるか中央管理室で調べることができるのなら、檻に入る前にまず調べとこうや…とまず1突っ込み。

作られたハイブリッド恐竜は色々な動物の遺伝子を組み込んでいるため、カメレオンのように体の色を変えることが出来る上にラプトルの遺伝子を組み込んでいるため追ってきたラプトルを子分にしてしまうって…いやいや遺伝子はそこまで万能じゃ無いから。遺伝子と言いクローンと言い、この手の映画では無茶なストーリー展開が多いものよ…と突っ込みもう1つ。

そして凶悪な恐竜や翼竜が逃げ出して観光客のいるエリアに迫っているというのに、責任者は仕事をほったらかして甥っ子達を探しに行ってしまう。いや、パークの責任者なんだからあんたのやることは甥っ子を探すことじゃなくて観光客を安全に避難させることだろ。最近のハリウッド映画にありがちだが、自分の責任をほったらかして家族を救うために活躍する映画が多いがそれって人としてダメだろう。結局責任者が何もしなかったおかげで観光客に大量の被害者が出てくる、がそれについては何も触れずおいおい…とテレビに向かって大きく突っ込む。

そして今回の敵役であるセキュリティ担当者は主人公達に余裕ぶっこいて真相をぶちまけた直後に背後から来たラプトルにやられる…って油断し過ぎだろ。おまけにもう1人の敵役であるハイブリッド恐竜をうみだした博士はちゃっかりヘリで逃げ出してそれっきり、おいおい。

ハイブリッド恐竜を倒すためにラプトルを放して対決させよう、さらにラプトルで敵わなかったからTレックスを放して対決させよう。ってゴジラ対モスラかよ。そもそもラプトルやTレックスを放したからと言って必ずしもハイブリッド恐竜と対決するわけで無く、むしろ人間を襲う可能性の方がおおきいんじゃないのか?そしてハイブリッド恐竜を倒すために放たれたTレックスが最後猛々しく吠えて映画は終了するがこのTレックスの始末はどうするの。もうここまで来ると突っ込む気も起こらない。

う〜ん、続編は劣化する物だと分かってはいたがこれほどとは…。それまでのジュラシックパークシリーズ3作は、さすがに1作目には敵わなくても2作目3作目はそれなりのレベルと保っていたはずなのだが。しかもこのジュラシックワールド、続編が企画されているらしい。いや〜もうさすがに止めた方が良いのでは。

そして極めつけはいつもの通り、特別声優として主役の2人に仲間由紀恵と山本耕史。う〜ん、こう言うバカな事をするのはフジテレビだろう、と思ったらこれは日テレ。日テレの映画担当もバカなのか?山本耕史の方は多少の違和感で済んだが、仲間ちゃんの方は声を聞く度に仲間ちゃんの顔が浮かんで台無し。これを企画したバカは映画のことが何も分かっていないのか?それともタイアップやら広告やらのために敢えて魂を売り払ってこんなバカなことをしたのか?取りあえずこの声優を企画したバカ担当者はハリウッドに向かって土下座して謝れ!

そんな映画の中の唯一の見所は管理室の女性管理人。びみょ〜にブスなのが笑える、そして最後良い雰囲気になった同僚がキスしようとしてきた所で「無理!私彼氏がいるの」に大笑い。お金がかかっている分CGは見事だが、内容的にはサメ台風レベル…そんな映画でした。
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"ちはやふる"…上の句下の句セットでBD購入 [映画]

"ちはやふる"…ブルーレイ上の句・下の句セットで買っちゃいました。

今年のGWに下の句を見て意外と面白くて機会があったら上の句も見てみたい…と思っていたら先日の忘年会で友人が上の句下の句セットで持ってきて飲みながら見る事が出来ました。と言っても遅れて行ったので上の句の2/3くらいの所からだけど。最後負けて終わる下の句に比べて、最後勝って終わる上の句の方が確かにカタルシスがあって面白いかも…とは思ったもののこれもいつかは見たいな、くらいで終わってました。

水曜日の夜に2時間くらい時間が空いていたので何か面白いビデオがないかと思って自宅のブルーレイデッキを探していたら、以前デッキが勝手に録ってくれていた「ちはやふる」のアニメ版ダイジェストを発見。いつか見ようと思って残しておいたのを今更ながら見る事になった。内容は下の句公開のPRのためにアニメ版の声優がホスト役になり上の句部分のアニメダイジェストを放送しつつ、下の句の宣伝をやると言うものでした。

う〜ん確かにアニメ版を見ても下の句より上の句の方が面白そうな気もする。元々下の句も面白かったので買っちゃっても良いかな〜なんてアマゾンを見てみたら意外と安い。本当は上の句下の句のセットが欲しかったのだが何故か別売りしかない、いや上の句下の句で完結なんだから今となってはセットにして売っても良いのでは。と思ったが続編を作るような事も言っていたのでその後になるのだろうか。まぁ無いものは仕方ない、単独で買っても1つ3,000円くらいで随分ブルーレイも安くなったものよ。

少しでも安くとヨドバシの通販も見てみたがポイントを考えるとほぼアマゾンと同じ値段、さすがにアマゾンの中古には敵わないがアマゾン最安説も既に幻なのだろうか。と言う事で折角なのでヨドバシでポチッとつい買っちゃいました。
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そんなわけで本日届きました。いやもう少し待ってもう少し安くなってからでも良かったが、ここまで安いともうこれ以上下がらないでしょう。まぁ実家の親は百人一首に詳しいので帰省時に持って帰って見せたいというのもあり購入…と言うよりヨドバシのサイトでは下の句が残り僅かになっていたのでと言うのが主なきっかけでもあるのだが。

ただ競技カルタの話とは言え、基本的には青春映画なので親世代に響くかどうかが問題ではあるが。
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"ちはやふる 下の句" [映画]

GWももうおしまい、何もしなかったので最後くらいはとひっさしぶりに映画館に行ってきました。

折角の10連休であるにも関わらず、GWは結局どこへも行かずに近場をウロウロしただけで終わってしまった。折角なのでもの凄く久しぶりに映画を見に行ってみようとちょっと調べて見る。ハリウッドのアトラクション的映画は見る気がしないし、社会派の重い映画は気持ちも重くなるので見たくない、という訳で邦画の心地良い感じの映画を探す。この時期だと「ちはやふる 下の句」しかやっていない、う〜ん上の句を見ていないから話が分からないかもしれないが、予告編なりネットの記事なりで大体あらすじは見ているのでまぁ分かるでしょう…と言う事で渋谷まで出かける。

友人の感想によると上の句はまぁまぁだったが下の句はかなり良かったとの事。上の句は競技カルタ部を作って地方大会を勝ち抜く所までで、下の句はその後の全国大会なので盛り上がりとしては下の句の方が上なのかも、まぁ上の句見てないけど。いやでも面白かったですよ、傑作とまでは行かないまでもかなり良い線行ってました。特にカルタ大会のシーンは何が起こっているのか分からないほどの高速の札の取り合いシーンと逆にスーパースローで札を取り合うシーンが良い感じでミックスされており迫力ありました、ちゃんと役者もスーパースローでも表情の演技をしているし。

テーマとしてはカルタよりもカルタを通した友情の話なのでその辺にちょっと感情移入できなかったかも。絶賛していた友人は高校時代に体育会に入っていてチームでかなり盛り上がったらしいのでその辺の思い入れがあるのだろうが、私はこれまであまり団体競技で充実した試合をした事が無いのでその辺がちょっと。まぁ中学時代はテニス部で体育会ではあったが、あまり「ちはやふる」のような"個人戦こそ団体競技"的なものはなかったからねぇ。

マンガ原作と言うのもあるせいか、やや役者の演技が漫画的なのがちょっと気にはなった。やたら急に大声を出したり急に走り出したりと漫画的と言うかアニメ的と言うか。これは広瀬すずの問題なのか演出の問題なのか監督のせいなのか…それとも最近はこう言う演技が良しとされているのだろうか。松岡茉優はバラエティで見た時はもっとガチャガチャしていたが、この映画ではちゃんと格好良くなっておりその辺はさすが女優さん、広瀬すずより美味しかったかもしれない。色々盛り込みすぎてややテーマが散漫になっているような気がしたので、上の句・下の句合わせてもっとシンプルにした方が良かったような気もするが…とは言うものの、全体を通しては十分面白かったです、やっぱり見に行って良かったかも。

しかしビジュアル的に一番好みだった女優さんが広瀬すずでも松岡茉優でもなく、カルタ部のもう1人の女の子だったと言うのはやはり好みがずれているのか?
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オブリビオン…前半は良かったのだが[途中からネタバレ] [映画]

iPhoneに入れるために"STAR WARS"やら"LORD of the RINGS"やらのDVDを借りてくる。最近レンタルビデオを見てなかったのでついでにずっと気になっていたトム・クルーズの「オブリビオン」を借りてくる。

宇宙人からの攻撃を受けて荒廃した地球で、他の惑星への移住準備のためにパートナーと2人だけで地球に残って機器のメンテナンスをするトムクルーズの話。荒廃した地球や廃墟と化したニューヨークの景色が凄くキレイだと思ったら、作ったのは「トロン」の監督でこの景色を再現するのにトコトン拘ったらしい。その中で宇宙人が残していった謎のロボットによる攻撃や意味深な女性司令官との通信、そして敵の謎の行動と地上に墜落した宇宙船から出現した謎の美女…と言ったストーリーが緩やかに展開していく。この辺はなかなか本格的なSFで面白かった。



…そしてここからネタバレ…



しかし後半は急にバタバタして、さらにお約束のアメリカ人が大好きな"解放軍"が現れてくるのには"結局コレかよ"感満載。いやこの手の話では"解放軍"による反撃がお約束なのはアメリカと言う国がこれまで他国に占領された経験がないため、"解放軍"に対して過剰な憧れがあるためだろうか。

そんな攻撃であの巨大な敵があっさり壊滅するのかと言う疑問も含めて後半のストーリーはベタそのもの。そうか「トロン」もそうだったからこの監督はストーリーはあまり重視しないと言う事なのかも。そんな中、唯一のサプライズはモーガンフリーマンの登場シーン。もう後半のベタ感もあれだけで許せるくらいのサプライズ…と思ったらラストで思わぬ躓きが。

確かに何とかそれなりのハッピーエンドにしたいと言うのは分かるがそれで良いのか?本当にそれで良いのか?アメリカ人はそれで納得したのか?生理的に受け付けないのは日本人だからなのか?…などなど様々な疑問を抱きつつ終了。と思ったら海外でもそれで良いのか?と思った人がいたらしく自主制作で「もう1つのエンディング」を作った人がいたらしい。

まぁそれもそうなんだけどそもそもクローンを連れてきて"これで代わりね"と言うエンディングが受け付けないのであって…。

う〜ん、こっちにしようかと迷った「マン・オブ・スチール」にした方が良かっただろうか、いやさすがに今更"スーパーマン"もないだろう…と思いつつ「ダークナイト」「インセプション」のクリストファー・ノーラン監督なのでもしかしたらすごい傑作が出来ているのかも。
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モンスターズインク…やっぱり面白い [映画]

特に見るものがなかったので何の気なしに付けておいた映画…結局全部見ちゃったよ「モンスターズインク」。

本職以外の声優が吹き替えをすると大抵は大失敗になるのだが、これは見事なくらいはまってる。2歳の甥っ子が夢中になって1日中繰り返し繰り返し見ていたが、2歳の子供をこれくらい夢中にさせるディズニーってやっぱりさすが。誰かが「この映画は"親目線"のストーリーだ」と言っていたが、確かにそれはそうだが子供たちが夢中になるのだからそれはそれで良いのだろう。日本のアニメ、特にジブリは全く見る気がしないがこれなら納得。

唯一の不満はバカテレビ局が一番良い所でCMを入れるところ、なんであんな良いシーンをブチ切るかなぁ。
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ベートーベン交響曲9番第2楽章 [映画]

前回ベートーベンの話を書いたのでついでに。

ベートーベンの第九はもの凄く有名だけど多分普通知られているのは第四楽章の合唱が入る所。それ以外の楽章は意外と知られていないのではと思うが、第九は第四楽章も良いのだが第二楽章も実はかなり良い。ベートーベンらしいドラマチックなメロディラインで、リズミカルに徐々にボリュームを上げながら迫ってくる弦楽器やティンパニの連打などを聞くと中田ヤスタカ当たりに近いものを感じるのだがそんあ事はない?

そして7番第二楽章同様、この曲も映画で非常に印象的に使われている。この曲が使われているのはキューブリックの「時計仕掛けのオレンジ」…近未来の不良少年の話で大人の都合で良いように色々と洗脳されていくと言うアイロニー満載の話。この主人公の不良少年アレックスがベートーベンが大好きという設定になっており、自宅に戻って第九の第二楽章を聴きながら暴力の妄想に耽ると言うシーンがあります。PVかと思うほどかっこいいシーンなので本当はそれを貼り付けたかったがさすがにYou Tubeにはなかったが、探したら予告編があったので一応載せておこう。

最初に見たのは高校生の頃だがその後も何度も映画館で見ている。主人公のアレックスはベートーベンの事を親愛の情を込めて"ルートヴィヒ"とファーストネームで呼んでいるがさすがにそれは真似できない。

ちなみにこの映画は初めて「ドルビー」で録音された映画らしい。キューブリックは意外とそう言うハイテクが好きで色々な"映画初"をやっているがそれはまた次の機会に。
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ベートーベン交響曲7番第2楽章 [映画]

昨夜の深夜番組でベートーベンの交響曲7番第2楽章が紹介されていた。

恥ずかしながら7番は「のだめ」を見るまで知りませんでした。いや他は有名だから聞いていたのだが、7番はタイトルが付いていないことも有りうっかり抜けてました。第2楽章…「のだめ」のテーマ曲で有名だった第1楽章しか知らないなぁ、と思っていたら第2楽章聞いたことありました。

あれ〜これどこで聞いたんだっけ?確か何かの映画で流れていたはず、何となくであるが悲劇的なシーンで静かに流れていた記憶がある。多分キューブリックのどれかだと思うんだけど…と思って調べたがそれらしきものはなしあれ〜。

映画に使われているクラシック一覧をまとめているページがあったので調べてみたら多分これで間違いないだろうと言うのを見つけました、そうだニコラスケイジの「ノウイング」だ。

「1959年、マサチューセッツ州レキシントンのとある小学校では創立記念日を迎えようとしていた。この小学校の生徒の一人、ルシンダの提案が評価され、みんなでタイムカプセルを埋めることになる。それぞれが思い思いに描いた『絵』をその中に閉じ込めて。

50年後、それは予定通り掘り起こされた。この小学校に通う少年ケイレブは、不可解な数字で埋め尽くされた一枚の紙を持ち帰ってきた。彼の父親で宇宙物理学教授のジョンは、そこに記された数字の羅列が過去50年とこれから先に起きる未来の出来事を予言したものだと気づく。そして、紙の最後に書かれた数字は人類の存亡に関わるものだった。」(Wikipediaより)

確かこの映画のラストシーンに流れていたはず。オリジナルかと思っていたがベートーベンだったのか、明日DVDを借りて確認してみよう。
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オーメン(2006年リメイク版)の主演2人って… [映画]

本日は用事があってお休みだったのでテレ東の午後の映画「オーメン(2006年リメイク版)」など見ている。

オリジナルの1976年版はグレゴリーペック主演の格調高い映画だった(と思う見てないけど)のに対して2006年版は普通の映画だったなぁ確かレンタルで見た覚えがある。いや1976年版の頃はこのタイプのホラーが珍しかったから名作と言われているのかもしれない。

ところでレンタルで見た時は気づかなかったが、この映画に出ている主人公の夫婦(ダミアンの両親)2人に見覚えがある、どこで見たんだっけ?と思って調べてみたら旦那さんの方は「ソルト」でアンジェリーナジョリーの上司をやった人だ、ネタバレになるので書けないが重要な役だったのでよく覚えている。

そして奥さんの方も見覚えがあるどこで見たんだっけ?…と思ったら「ボーンアイデンティティ」でマットデイモンがパリで接触したCIAの事務員で人質としてボーンと行動を共にする役だった。確か続編にも出ていて結構重要な役割をしていたはず。

1976年版が上映されていた頃はまだ子供だったので怖くてとても見れないと思っていたが、2006年版を見るとそれほど怖くはないじゃん。
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"プロメテウス"…悪くはないがアレのおかげで全てが台無し [映画]

リドリースコット…もはや見る影もないのか?

予告編では「世界中の古代文明に共通するものが発見された、人類の進化はDNAではなかった!」的な煽り文句でその手の話は結構好きなので本当は劇場で見たかったのだが、ついつい見過ごして本日レンタルで鑑賞。メディアや世間の評価はかなりボロボロだったし、「エイリアン」シリーズに繋がると言うネタバレも散々聞いたし、何より2012年期待外れだった映画No.1を「ダークナイト・ライジング」と争っていると言う話も聞いていたので期待せずに見た(まぁ「ダークナイト・ライジング」は悪くないと思ったがいかんせん前作のジョーカーが強烈すぎて、ジョーカー不在では何をやっても期待外れと言われてしまうのは致し方ないか)。

しかし古代文明に関する話はイントロにチョロッと触れただけで舞台はあっという間に宇宙船に移る。いやせめて前半1/3くらいは古代文明の調査の謎解きに費やさなければいかんと思うのだが。そしてストーリーは「エイリアン」同様に謎の惑星で謎の人工物を発見し調査団が探検に入る。いつも思うのだが何の調査もしていない未知の人工物にいきなり探検隊が入っていくのは余りにも無謀。まぁそれがなければ話が進まないっちゃ進まないのだがこう言うところはせめて自然と感じられるストーリー展開にしないと話そのものが嘘っぽくなってしまうのに。

そして例によってこっそり裏工作を行っている隊員がいたり所々にゼリー状の液体が付いている所などまさにお約束の"エイリアン"的な展開。まぁ単独の映画として見ると(前作に似ているとかそういったことを無視すれば)SFとしては悪くない。部分的に新鮮な所もあったが、「エイリアン」で象徴的に出てきたシーンのオンパレード、これじゃ誰が見たって「エイリアン」の話なんだろうなとあっという間に気づくはず。

リドリースコット…好きな監督だったのだが。「エイリアン」「ブレードランナー」「ブラックレイン」とオリジナリティ溢れる映画を連発していた絶頂期はもはや昔話となってしまったのか。かつての成功体験をダシにプラスαを加えただけのものを新作として出さなければならないほど枯渇してしまったのだろうか。

とは言うものの本格派SFとしてはそこそこの出来、悪くはないと思う。ラスト近くにちょっとしたサプライズと謎解きもあったし「エイリアン」という枠を取っ払えばそれなりに面白い映画だと思う(最も「エイリアン」べったりで作ってあるので分けて考えるのは無理ではあるが)

そんな訳でそこそこ面白く見れたのであるが、どうしても我慢が出来ないところが1点。それは主人公の女性科学者の日本語吹き替え。台詞棒読みであまりにもへたくそ、緊迫した場面でも彼女が喋り出すと急に気持ちが冷める。他が皆普通にうまいだけに何故こんな重要な役割をこんな下手くそな声優に当てたんだ?

エンドクレジットが終わり日本語吹き替え版のクレジットが出てその謎が解明しました。主人公の女性科学者の吹き替えをやったのは"剛力彩芽"…あぁまたですかオスカーのごり押し(いや"ごり押し"と言うのもマスコミが作った煽り文句っぽくて嫌いなのだがそうとしか思えないほどの露出度)。剛力彩芽は嫌いではないが(好きでもない、何故彼女が人気があるのか全く理解できないだけ)明らかにこの声優担当は大失敗。"WANTED"の主人公の声優をDAIGOがやったのと同じくらいの大失敗。

本当に映画が好きでこの映画を大切に思うのだったら全力で阻止すべきだと思うが、もう既に映画関係者は映画自体には興味が無くどれだけ売れるかしか頭にない連中ばかりになってしまったと言う事か。井筒監督ここで怒らずどこで怒る!
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モテキ…唐突なダンスシーンだけは意外と好き [映画]

随分前の事だが。

知り合いが(当時の)今年最高の映画だとやたら押すので映画版「モテキ」を見てみた。う〜ん、面白いっちゃ面白いけどそれほど特別とは…。映画の舞台が近所なので良く通っている場所が頻繁に出ている事やコアな音楽の話題が山盛りで出てくるのは確かにくすぐられるのだが。ラストも何か納得いかなかったし。まぁ所詮今時のコミックが原作だから…と言うのは失礼か。

唯一の収穫は森山未來が思った以上に良い役者になっていた事。大好きになった長澤まさみからデートの誘いが来て有頂天になり唐突にミュージカルになる…と言う展開は確かに面白い。そして森山未來がその風貌からは想像も付かないほどダンスがうまい。

記憶が朧気なのだがたぶんコレはテレビドラマ版。でもこっちの方が森山未來のダンスシーンが堪能できるので。

そして多分こっちが映画版。唐突にミュージカルになるのは同じだが映画版ではゲストとして唐突にパフューム本人が登場する。

いつの間にか森山未來も良い役者になったものよ。そう言えば先日「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」の舞台に出ると言っていたのであの役をやるのかと驚愕したが(そもそもあれを舞台でやると言うのも随分思い切った事をした気もする)

"セカチュー"の時は何か冴えないふつ〜な感じで何であれが女子に人気なの理解できなかった、まぁ"セカチュー"自身何であんなに人気があるのかも理解できなったが。そう言えばあの時も長澤まさみと共演してたんだね。長澤まさみは最近ショートにして人気再燃しているが役者としては伸び悩んでいる様子、それに比べて華やかさでは負けているが役者としてはいつの間にかすっかり森山未來が遠い所に行っている気がする。
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"さくらん"と"大停電の夜に"…ブルーレイ購入しました [映画]

映画館に行こうキャンペーン実施中に数回見に行き、さらに既にDVD版まで持ってはいるのにブルーレイが発売されると言う事で購入しちゃいました。

まずは蜷川実花の「さくらん」。
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大好きな映画なのであるが、見所であるラストの見事な桜並木の遠景がDVDでは全部つぶれてピンクの壁にしか見えないガーン。折角購入したDVDではあるがアレを見た途端ガッカリ、そんな訳でブルーレイ版が出るのを心待ちにしていました。そして問題の桜並木のシーン、やっぱりブルーレイの画質はキレイでちゃんと1つ1つの花がちゃんと見えてます。正直な所、映画館で見た印象までには至っていない気もするがこれくらいで良いにしておきましょう。

そしてもう1つがコレ「大停電の夜に」。
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ロウソクで照らされた夜のシーンが凄くキレイなのでこれもブルーレイが出たら買おうと思ってました。元がフィルムなので解像感は地デジほどではないが人物の肌の質感とかはDVDとは比べようがないほど良いのでやっぱりブルーレイで正解。

本当は「アフタースクール」も欲しいのだがこれは映像が良いと言うよりストーリーが面白いのでブルーレイで見る意味があるかどうか。そして「メゾン・ド・ヒミコ」も欲しいがこれは雰囲気が良いのでブルーレイで見る意味があるかも。さらに「空気人形」が出たらやっぱり買っちゃうんだろうな。
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"インセプション"…何回見てもやっぱり衝撃的 [映画]

日曜洋画劇場で放送されていた「インセプション」やっぱり傑作。

本当は映画館で見たかったのだがついつい見そびれて、レンタルで見て腰抜かしてブルーレイまで買ってしまったので改めて見る必要もないのだが、見始めたら余りにもの面白さについつい見入ってしまった。

何が見事ってあの念入りに作り込まれたストーリーが凄い。脚本家はどれだけうまい嘘をつけるかが才能の分かれ目だと思うが、その点クリストファーノーランはピカイチ。夢の中に入ってアイデアを盗むなんて良くある夢オチではあるが、妙に説得力があるのはやはりクリストファーノーランの手腕なんでしょうね。

セットを回転させて床と天井を反転させたりワイヤーで吊って無重力感を出したりスーパースローとか、手法自体は昔からあるものだけどちゃんとストーリーと絡んで必要性が出ている所が新しい。クリストファーノーランはCGを使わない事で有名だがこの映画はどこまでがリアルで作ったのだろうか。

そして前にも書いた唯一の不満点…サイトーの正体。結局最後まで某大企業の社長と言う設定のままだったが、社長と言えども1民間人が国際指名手配のディカプリオの犯罪履歴を消し去るなんてさすがに無理がある。実はサイトーは某国の工作員(それが米国でも日本でも良いが)だったと言うヒントだけでも付けてほしかった。さすがのクリストファーノーランもここだけは忘れたのか、それともラストの空港でサイトーが電話をかけていたと言うことから推測しろと言うことか?

そして次回はあの「ダークナイト」これもブルーレイを持っているのだが見ちゃうんだろうなきっと。
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"猿の惑星 創世記(ジェネシス)"…CGの限界か [映画]

本日は祝日、お天気は良かったがまだ少し肌寒かったので自宅でレンタルDVDを見て過ごす。本日の映画は公開時から気になっていた「猿の惑星 創世記(ジェネシス)」。

旧シリーズ5作とティムバートン版、更にはテレビドラマの「猿の軍団」まで見ているが、最近正統派のSF映画が少ないのでちょっとだけ期待。とは言うものの使い古されたモチーフを何でまた今更…と思ったらどうやら本作のメインストーリーは「何故猿たちが知能を持って人類を支配するようになったか」。確かに1作目では何の説明もなかったし、旧シリーズでは結局タイムパラドックスで納めていたし。まぁウィルスだのDNAだとと言ったアイテムは使い古されたモノではあるが、フルCGの猿たちの動きは確かに迫力はあった。結局それがやりたかったのでは、とも思われる。

唐突に挿入されたイカルス号のエピソードが一体何のことだかさっぱり分からなかったが、どうやら1作目のチャールトンヘストンたちが乗った宇宙船がイカルス号と言う名前だったらしい。と言う訳で旧シリーズをかなり意識した作りになっており、名前だけであるが"コーネリアス"も出てきたし。アルツハイマー治療薬があんなに即効性があるのか?と言う疑問点もあるが、ストーリー的には破綻無くそこそこ面白かった。
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とは言うものの問題の猿のCG。一応シーザーは役者が演じていたようだがどうやらメイクはフルCGらしい。そして恐らくアクションもフルCG。やややり過ぎ感もあるにはあるが、やっぱりアクションシーンはフルCGの効果が出ており迫力はある。アップの表情も明らかに意識を持っている感がありうまくは出来ていた。が、ラスト近くのシーザーが怒りを露わにして暴動を起こすシーンは何故かやけに軽く感じられる。アップの時にあれほど微妙な表情をしていたシーザーがやけに単調な表情になっている、まるでアニメのよう。

旧シリーズで言うと第4作目に当たる本作ではあるが、反乱に成功したシーザーの存在感は第4作目の燃える建物をバックに勝利の叫びを揚げる猿たちを前に睨みを利かせるシーザーに遠く及ばなかったのが残念。やはり人間を感動させられるのは人間だけと言う事だろうか。CGで作った表情じゃ感動できないって事かね。

しかし夕食のついでに返却しようと思っていたが結局面倒になって冷凍食品で済ませてしまったので、明日会社帰りに返してこなければならないのが面倒っちゃ面倒。
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武闘派ホームズもありと言えばありかも [映画]

新作公開に合わせて日曜洋画劇場で放送されていた「シャーロックホームズ」、既にDVDで見てはいたのだがついつい見入ってしまった。

シャーロックホームズと言えば英国BBC制作のシリーズのおかげで物静かな紳士で捕り物は警察任せ、と言う印象が強いせいかこの新しい武闘派のシャーロックホームズは公開時も賛否両論だった気がする。中学時代に(子供向けの意訳版ではあるが)ほぼ前シリーズ読破したわたくしとしてもやはり違和感があったが、考えてみると原作のホームズは浮浪者に変装して内偵捜査をしたり虫眼鏡を持って床を這いつくばったり、挙げ句の果てには断崖絶壁でモリアーティ教授と格闘して滝壺に落ちたりするので実は意外と行動派であながち間違いではないのかも。

しかしホームズはともかく、ワトソン博士まで一緒にアクションをすると言うのはやはり無理があるのでは…と思ったが考えたらワトソンも軍医なので曲がりなりにも軍人、それもありかも。

まぁ映画の方はいかにもガイリッチーらしい、やややり過ぎ感のある映像表現ではあるが当時の英国らしさが出ていて填っているのだろう。新作も見に行きたいが、見に行く気力が出るかが問題。
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トムクルーズの走り方って意識的? [映画]

ミッションインポッシブル・シリーズでアクションシーンをほとんどノースタントでやってるらしいトムクルーズ。1からちょっと気になっていたのだが、3で特に目立ち今回の「ゴーストプロトコル」でも健在だった例のアレ…そう、あの独特の走り方。

上半身をほとんど直立にして脚だけで走っている、どのスポーツ選手もあんな走り方はしない。トムクルーズの癖だろうか…と思ったが他の映画で走っているシーンが思い出せない、と言うかMIシリーズ以外で気になった事がない。

と考えるとあの走り方は実は意識してやっているのでは…と言う気がしてくる。完璧主義なトムがあんな変な走り方を矯正しないはずがないし。

スパイは全力で走っている時でもどこから攻撃を受けるか分からない。アスリートのように前傾姿勢で走っていると急な攻撃に対応できないが、上半身を直立させておけば走りながらでも反撃に転じる事が出来る。また頭を立てておくことで走りながら周囲を広く観察することも容易に出来る。もしかしたら本当の工作員と言うのはああ言う走り方をするのかも、トムクルーズはそこまでリアリズムに徹しているのか…と言うのは考え過ぎだろうか。

でもそう考えると何となく説得力があるような気がしませんか?どうでしょう。
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ミッションインポッシブル•ゴーストプロトコル見に行くか迷い中 [映画]

ミッションインポッシブルシリーズは好きです…特に1と2が。

世間一般ではトムクルーズの映画と認識されていると思うが、1と2はチト違う。1はヒッチコックフリークのデパルマがサスペンス調に仕上げ、お得意の凝ったカメラアングルを駆使した実はかなりマニアックな作品(実はアクションシーンも意外と少なかったりする)。

それに対して2はジョン•ウーが独自の臭いほどのスタイルと仰々しい派手なアクションで極上のエンターテインメント作品に仕上がっている。特にアクションのスローダウンとテンポアップの切り替えが見事。

トムクルーズがワンマンで作ったシリーズと言う印象が強いが、そんな訳で1と2は監督のカラーが色濃く出ておりそれがトムクルーズのナルシズムとうまい具合にマッチしていた。3はアクションとしては及第点だが、監督のカラーがない点で1や2に比べて物足りない。

今回のゴーストプロトコルもアクションとしては良い出来になっているだろうと想像は付くが、コアな映画ファンとしてはプラスアルファの監督の色が無いんだろうなと言う点が不満。

まぁ細かなことを言っていないで見に行けば良いのだが正直面倒臭い…って結局それかい!
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探偵はBARにいる… [映画]

…が見たい。どうやら凄く評判が良いらしい。

たまにはカッコイイ大泉洋先生を見てみるのも良いかも。本当はバラエティで突っ込まれて切れている洋ちゃんが好きなんだけどね。雰囲気的には永瀬正敏の「濱マイクシリーズ」みたいな感じなのだろうか。札幌が舞台と言うのも地域色が出ていてポイント高し。

どこかで「本当はナイナイ岡村とやりたかったが長期休業に入ってしまったため出来なくなった」と大泉洋が言っていた気がするが、それは言っちゃダメでしょ…と言うかこの情報自体間違っているのか?どちらにしろ予告編や写真を見る限りでは松田龍平とのコンビの方がシックリきているみたいだから良かったんでしょうね。
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大泉洋と岡村の映画も見てみたいが、結構キャラが被っているので映画には向かないかも。やっぱり二人主演のバラエティが見てみたいが実現は難しいんでしょうね。
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田畑智子さん最新情報 [映画]

昔からアイドルとかに夢中になった事がないわたくしですが、ここ数年お気に入りの女優さんが出来ました…田畑智子さんです。

彼女目当てで映画見に行ったり一人芝居を見に行ったりしたのですが、ここ最近mixiで信じられない噂が流れていました。あまりにもイメージと違う情報だったのでまさか…と思っていたら本当でした。

【2000年にNHK朝の連続テレビ小説『私の青空』で主演を務めた田畑智子が、今週発売の「週刊現代」でヘアヌードを披露した。先月中旬、日刊ゲンダイが「年齢はアラサー」「朝ドラは90年代後半から2000年代初頭の作品」「独身」の女優がヘアヌード写真集を発売すると一報をうっていたが、「まさか田畑が脱ぐとは」と、業界が騒然としている。(楽天・infoseekより)】

マジすか!
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セクシーさのイメージが全くなく親しみやすい友達みたいな雰囲気の女優さんだっただけに、妹の裸をうっかり見ちゃったみたいな…見てみたいけど見ちゃいけないようなちょっと複雑な気分です。

と言いつつ速攻でamazonに予約入れちゃいましたが…って買ってるじゃん。
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インセプション…いや見事(ちょっとだけネタバレ) [映画]

物凄く評判が良くて劇場で見たかったが結局見る機会がなかった「インセプション」…ようやく見ましたレンタルでだけど。

いやクリストファーノーランお見事。「ダークナイト」が凄かったのはヒースレジャーのおかげだと思っていたが、やっぱりクリスノーランならではと言う事だったんだろうか。難解だと言われていたけど意外と分かりやすかったよいやホント。理屈で理解しようとすると混乱するけど、感覚的に「そう言うモノだ」と思って見ると意外とシンプルな話…だと思うんだけどね。

「回るコマ」「突然現れた機関車」「度々現れるディカプリオの元妻」「オープニングの老人」などのキーワードもストーリーが進むにつれて解明されていくし。最後のコマのシーンも気が利いていたし。

ワイヤーアクション全盛のハリウッドで、古典的とも言える浮遊感溢れるアクションをあれほど見事に使い切るのはやっぱりクリスノーランならではなのでしょうかね。凄いなぁクリスノーラン…と思ってちょっと経歴を調べたら、あの「プレステージ」の監督だったんですね。「プレステージ」「ダークナイト」「インセプション」とメインストリームの王道映画でこれほど見事な映画を作れるのはさすがです。変化球映画好きのわたくしですが、やっぱりこう言った王道で勝負できる監督と言うのが正しいんでしょうね。

…と言う事でネタバレを含むちょっと残念な所。

唯一不満だったのは渡辺謙の扱い。あれほどリスキーで危険な仕事を依頼する理由が単に企業競争と言うのが納得がいかない。せめて、実は渡辺謙が公安の人間でアメリカの独走を阻むためとか、一捻りして実は父親が息子に独立して欲しくて密かに依頼してあったとか、そんな理由付けが欲しかったなぁ。
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「さんかく」 [映画]

本日は11:30から大崎の病院へ、17:00から三軒茶屋で美容院。と言うわけでその間5時間何しよう…と言う事で結局前から気になっていた映画「さんかく」を見に行ってきました。何故気になっていたかと言うと、お恥ずかしい話ですがお気に入りの女優さんの田畑智子さんが出演しているからそう言う事ってあるよね?

現在同棲中の百瀬(高岡蒼甫)と佳代(田畑智子)はやや倦怠期。そんな中、佳代の15歳の妹・桃(AKB48 小野恵令奈)が泊まりに来て数日過ごす事となる。桃の無防備な姿に百瀬はドギマギ、おまけに桃も百瀬の事がまんざらでも無い様子、そして佳代もそんな雰囲気を察してきて…と言うストーリー。

もっとホンワリのんびりした話かと思ったら、意外と展開がスピーディーでシビア。とにかく百瀬がどうしようもないダメ男。桃に良い所を見せようと昔は喧嘩ばかりしてたと武勇伝をするわ、お店でちょっとしたミスをした店員にキレるわ、後輩の家に勝手に住み着いてビールまで買いに行かせるわ…世間一般で「彼がこんな態度を取ったらどん引き」と言われる事を悉く実行してくれる。しかしそう言うやつに限ってもてるのが腹立つ。

そして佳代も佳代でかなりイタイ女。ネタバレになるので書けないが後半になるにつれてそのイタサはどんどんエスカレート。美人系の役者さんがやるとホラーになってしまう(実際ちょっと怖いと思ったシーンもありましたし)が、田畑智子がやると何となく庇いたくなってくるから不思議。やっぱりキャラクターと演技力のおかげでしょうか。
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映画として面白かったかは微妙ですが、出演陣の演技力のおかげでそこそこ楽しめました。もう少し3人の絡みが多かった方が良い気がしたが、AKB48メンバーにそこまでの実力はないか。

いや田畑智子さん…顔も声も可愛いし実力ある演技派女優さんなのにイマイチ知名度が低いのが不満。いやホント可愛いんだってば。
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ザ・コーヴ [映画]

日本のイルカ漁を告発した「ザ・コーヴ」がアカデミーのドキュメンタリー賞を取ったそうです。

国内では盗撮とか無許可の撮影とか肖像権の侵害とかで批判されていますが、ドキュメンタリーとはそもそもそう言う事をある程度侵害したものの方が迫力があります。まぁ法的に問題があるのでマスコミは大っぴらにはそう言う事は言いませんが。「ゆきゆきて、神軍」にしろ、マイケルムーアの映画にしろ、法律の制限をある程度無視して突撃取材をする事で隠された真実を告発することが出来ています。なので「ザ・コーヴ」の取材方法に関してはドキュメント作家の力を感じます。

…と取りあえず持ち上げておいて。

しかしあの映画は噂によるとかなりねつ造があると聞きます。ドキュメンタリーは何をどのように撮るかに必ず撮影者の意志が入るので真実を写しているわけではありませんが、そこにねつ造が入った時点でドキュメンタリーではなくなります。ドキュメンタリーを自称しているからにはねつ造が入った時点で評価は0になります。この映画を批評するためには取材結果が真実かどうかを確かめる方が良いと思います。

…と「ザ・コーブ」を映画としてどうかと書いた上で。

でも私はやっぱりこの映画は大嫌いです。嫌いな理由は彼らの主張に賛同できないからです。なぜイルカや鯨を捕って食べてはいけないのかの理由が明快ではないからです。イルカや鯨は頭が良いから殺してはいけないと言うのなら、頭の悪い動物は殺して良いのか、頭の悪い人間は死んでも良いのか。鯨の捕獲シーンはプロパガンダとして散々公開されていますが、牛やブタの処理映像は巧妙に隠されており一切公開されません。動物を殺すのが嫌だから菜食主義だと言う人も浅はか、それは人間や宗教を分かっていない表面的な事しか見えない頭の悪い主張だと思います。

反捕鯨、反イルカ猟を主張する人たちの目…何かに似ていると思ったらオウムの人たちとそっくり。国を抱き込み経済を人質に圧力をかけてきているので簡単に蹴る事は出来ないとは思うけど、これに関しては国もIWC日本代表も絶対引き下がらないで欲しい。
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インスタント沼 [映画]

仕事の方もようやく目処が付いてきたので自宅で何も考えずにボーッと見れるB級ホラーでも見ようかと思ったが、良さ気なものがなかったので前から気になっていた麻生久美子の「インスタント沼」を借りて来て見てました。

人生行き詰まって雑誌の編集者を辞めた麻生久美子が、実は自分の父親だと思われる風間杜夫に会いに行くが色々ヘンテコな事件に巻き込まれると言うお話。

監督は「時効警察」の三木聡。麻生久美子同様、三木組とも言えるいつもの役者さんたちが出演しています。一瞬ですが、はなと石井聰亙が麻生久美子が始めたお店のお客として出演しています。「時効警察」同様ヘンテコで不思議でマッタリとした映画で、三木聡らしく細かな小ネタが満載です。最初その小ネタがちょっとうざかったですが、全体を通して面白く満足しました。いや本当に面白かったです。
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それにしても麻生久美子…どうしたんだと思うくらい叫ぶしわめくし喋りまくるし動き回る。麻生久美子と言えば文化系芸術系の温和しく草食系の美人女優…だと思っていたのだが「時効警察」で吹っ切れたのか、「インスタント沼」でも見事なコメディエンヌぶりを発揮しています。

一番笑ったのはふせえりがアンティークショップでぶち切れるシーン。麻生久美子が古道具屋を開くと言う事で、編集者時代の知り合いであるふせえりに古道具屋界ではお手本になっているお店に連れて行って貰います。真っ白な店内にガラクタが勿体ぶって並べられています。店主は真っ白な服を着て長髪を後ろでまとめて何かというと両手を合わせてお辞儀をする、まるで新興宗教の教主のような男性。二人が値段を見て騒いでいると音もなく近づいてきて「シーッ」と注意します。麻生久美子が音を立ててもふせえりのお腹が鳴っても近づいてきて「シーッ」。歩いた時に床がきしんで音が出た時にも注意されたふせえりが切れて「どーもすいませんでしたっ!」と大声を出しても「シーッ」…これにぶち切れて叫びだして暴れ回るふせえりを何とかお店から連れ出す麻生久美子。見た瞬間からイラッとする店主だったのでふせえりのぶち切れに激しく同意、大笑いしました。

三木聡の映画らしくかなりクセのある映画ですが面白かったですお薦めです。
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不遇の天才…オーソンウェルズ [映画]

"びっけ"さんのページにオーソンウェルズ劇場の記事が載っていたので色々思い出しました。彼はハリウッドでも数少ない本物の天才でしたが、その天才ぶりが青年以降発揮できなかったのが残念です。

オーソンウェルズを初めて知ったのは中学生の時に見たテレビドラマでした。そのドラマは1938年にアメリカで起きたある事件を再現したものでした。H.G.ウェルズの「宇宙戦争」をラジオドラマとして放送したのですが、そのドラマがあまりにも真に迫っていたため本当に火星人が襲ってきたと勘違いした人が大量に出て全米がパニックになったと言う事件です。最初は普通のクラシック音楽番組が始まるのですが、途中で隕石落下の臨時ニュースが入りその後何かが起きていると言う臨時ニュースが続き、後半は放送を中断して災害ニュースの実況となりそれが火星人の襲来と分かってくると言うストーリーだったと思います。このラジオドラマを作ったのがオーソンウェルズ、若干23歳です。

その後、ハリウッドに招かれて初めて作ったのが「市民ケーン」です。この映画ではオーソンウェルズは監督・製作・脚本・主演を全て1人やっています。この映画は現代映画の撮影手法を確立した映画と言う事で映画史に残る名作ですが、モデルになった新聞王が激怒して徹底的に叩いたおかげで興行的には失敗だったらしいです。この時、オーソンウェルズ若干24歳。

彼の出演映画を初めて見たのは高校の授業で上映された「第三の男」でした。売れないアメリカ人作家が友人に仕事を依頼されて第二次世界大戦後のウィーンにやって来ますが、ウィーンに着くとその友人は既に交通事故で死亡していました。警察は2人の男性が事故現場に居合わせたと言いますが、目撃者はもう1人の男性…第三の男がいたと言います。彼の事故は本当に事故だったのか、そして第三の男とは?と言うサスペンス映画です。

You Tubeを探したらオーソンウェルズの登場シーンがありました。暗がりに潜んでいた所、灯りが付いて顔が見えるのがオーソンウェルズです。

「第三の男」は製作が古く著作権が切れているせいか本屋で500円で売ってます。うううぅ…こんな名作が500円なんて安すぎる安すぎる悲しいです悔しいです!

…と言いつつ週末に「市民ケーン」と合わせて買って来ちゃおうかな。
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