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ジュラシックワールド…色々突っ込み所満載の映画 [映画]

以前テレビで放送されたのを録画しておいた「ジュラシックワールド」、ようやく本日見てみる。ネタバレとか気にせず書くので、未見の人は注意してね。

ジュラシックパーク・シリーズは結構好きなので公開された時に見に行こうか迷っている内に終わってしまった「ジュラシックワールド」、本日お休みなのでゆっくり見てみました。第1作目の「ジュラシックパーク」は映画館で見たし、映画的にも学術的にも良い映画でした。それまであまり世間に知られていなかった恐竜研究の最前線を視覚化して世間に認知させたという意味では良い啓蒙映画でした。とは言うものの、続編というのは作れば作るほど劣化するもの…本作も突っ込み所満載でう〜んさすがにもうダメかと思われるデキでした。

完璧に安全管理されているはずの施設で必ずバカなことをやらかして結局恐竜たちが大暴れする…要は人災というのがこれまでのパターンではあったが、今回は最強恐竜を目指して作られたハイブリッド恐竜が人間を騙してまんまと逃げ出して大変なことになると言う天災映画、いやこっそりと最強恐竜を作っている時点で既に人災か。
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熱線感知に何も反応が無く壁に無数の爪痕が残っている事から、壁を上って逃げ出したと判断して檻の中に入って様子を見る主人公達…いや逃げ出しただろうとは思うが檻の中に入るのはさすがに危険では無いか?と思ったらその通り、身を隠していただけで人間が入るために開けた入り口からまんまと逃げられてしまった。しかし位置センサを埋め込んでありどこにいるか中央管理室で調べることができるのなら、檻に入る前にまず調べとこうや…とまず1突っ込み。

作られたハイブリッド恐竜は色々な動物の遺伝子を組み込んでいるため、カメレオンのように体の色を変えることが出来る上にラプトルの遺伝子を組み込んでいるため追ってきたラプトルを子分にしてしまうって…いやいや遺伝子はそこまで万能じゃ無いから。遺伝子と言いクローンと言い、この手の映画では無茶なストーリー展開が多いものよ…と突っ込みもう1つ。

そして凶悪な恐竜や翼竜が逃げ出して観光客のいるエリアに迫っているというのに、責任者は仕事をほったらかして甥っ子達を探しに行ってしまう。いや、パークの責任者なんだからあんたのやることは甥っ子を探すことじゃなくて観光客を安全に避難させることだろ。最近のハリウッド映画にありがちだが、自分の責任をほったらかして家族を救うために活躍する映画が多いがそれって人としてダメだろう。結局責任者が何もしなかったおかげで観光客に大量の被害者が出てくる、がそれについては何も触れずおいおい…とテレビに向かって大きく突っ込む。

そして今回の敵役であるセキュリティ担当者は主人公達に余裕ぶっこいて真相をぶちまけた直後に背後から来たラプトルにやられる…って油断し過ぎだろ。おまけにもう1人の敵役であるハイブリッド恐竜をうみだした博士はちゃっかりヘリで逃げ出してそれっきり、おいおい。

ハイブリッド恐竜を倒すためにラプトルを放して対決させよう、さらにラプトルで敵わなかったからTレックスを放して対決させよう。ってゴジラ対モスラかよ。そもそもラプトルやTレックスを放したからと言って必ずしもハイブリッド恐竜と対決するわけで無く、むしろ人間を襲う可能性の方がおおきいんじゃないのか?そしてハイブリッド恐竜を倒すために放たれたTレックスが最後猛々しく吠えて映画は終了するがこのTレックスの始末はどうするの。もうここまで来ると突っ込む気も起こらない。

う〜ん、続編は劣化する物だと分かってはいたがこれほどとは…。それまでのジュラシックパークシリーズ3作は、さすがに1作目には敵わなくても2作目3作目はそれなりのレベルと保っていたはずなのだが。しかもこのジュラシックワールド、続編が企画されているらしい。いや〜もうさすがに止めた方が良いのでは。

そして極めつけはいつもの通り、特別声優として主役の2人に仲間由紀恵と山本耕史。う〜ん、こう言うバカな事をするのはフジテレビだろう、と思ったらこれは日テレ。日テレの映画担当もバカなのか?山本耕史の方は多少の違和感で済んだが、仲間ちゃんの方は声を聞く度に仲間ちゃんの顔が浮かんで台無し。これを企画したバカは映画のことが何も分かっていないのか?それともタイアップやら広告やらのために敢えて魂を売り払ってこんなバカなことをしたのか?取りあえずこの声優を企画したバカ担当者はハリウッドに向かって土下座して謝れ!

そんな映画の中の唯一の見所は管理室の女性管理人。びみょ〜にブスなのが笑える、そして最後良い雰囲気になった同僚がキスしようとしてきた所で「無理!私彼氏がいるの」に大笑い。お金がかかっている分CGは見事だが、内容的にはサメ台風レベル…そんな映画でした。
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