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ダンスウィズミー…う〜ん惜しい [映画]

本日は前から気になっていた矢口史靖監督の"ダンスウィズミー"を見てきた、感想は一口で言うと惜しい!

どこでやっているか調べたところ、関東ではほぼ朝一か最後の1回のみの上映のみ何で?どうやら既に公開から暫く経っておりお客さんの入りがイマイチだったため縮小された模様トホホ。さすがに休日の9時とか10時から映画に行くと言うのはキツい…と思ったが新宿なら11時過ぎから、有楽町なら12時過ぎから見れそうなので午後から台風の予報が出ている中行ってきました(まぁ台風は全然影響なかったが)。

催眠術師に音楽を聴くといきなり踊り出す催眠をかけられてしまった"いなかっぺ大将"の大ちゃんみたいな(古い)主人公が、催眠を解いて貰うために催眠術師を捜し回る…と言うくらいの前知識しか無い状態で見てきました。ロードムービーっぽいのかな、と思ったら前半は東京で暮らすOLさんの話。矢口史靖なら外れはないだろうと思って見たのだが、もうちょっとあそこをこうしたら、ここをこうしたら傑作となっていたのに。いやそれも検討した結果ああ言う映画になったのだろうか。

ミュージカルを謳っているのに踊るシーンはほぼ前半中心、後半は踊りよりも歌が中心となっている。いや普通の生活の中でいきなり主人公が歌い踊り出し、何故か周りの人もそれに合わせて踊り出すのがミュージカルの変なところでもあり良いところでもあると思うのだが。

主人公がマンションの部屋を出てロビーでいきなり踊り出したり会社で会議中にいきなり踊り出したりと言うのはすっごく良かった。ミュージカルの不自然さを催眠術と言う手を使ってコメディにしたのはさすが矢口監督だと思うが、それなら何故それで最後まで通さなかったのか?色々なジャンルのダンスを出したり後半は歌中心にしたりと言うのは見ている人を飽きさせないためだろうか、いやとことんスタンダードなミュージカルに徹した方が面白かったと思うのだが。

スィングガールズとの共通点も多いが、上野樹里・貫地谷しほり・本仮屋ユイカと言った才能溢れる新人役者を揃えたスィングガールズと比べるともうちょっと実力派の役者を集めた方が良かったのではないか?ラストもスィングガールズみたいではあったが、スィングガールズでは観客は観客のままで良かったがミュージカルコメディなら観客も全員ダンサーを揃えて全員でフラッシュモブにした方が盛り上がったと思うのだが…。それもこれも全て予算の関係だとしたらちょっと悲しい。

主演の三吉彩花と言うのは全然聞いたことないが新人だろうかとWikiで調べて見たら「熱海の捜査官」で東雲麻衣をやった子だった、あの子がこんなに大きくなったのかと感慨ひとしお。それにしてもあれほどうまく踊れるのだからもっと彼女のダンスシーンを増やせば良かったのに。そしてエンドロールを見ていたら「この映画では動物に辛い思いはさせていません」のような注意書きが…。確か犬が出ていたシーンがあったがそれに対する言い訳だろうか、そんな注まで書かなきゃならないなんて世知辛い世の中になったものよ。

アイディアは良かったしストーリーも音楽もダンスも良かったので本来なら矢口監督一番の大傑作になるはずだったのに惜しい!…と個人的には思った映画でした、いや十分面白くて満足はしたのだがね。。
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