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ベートーベン交響曲9番第2楽章 [映画]

前回ベートーベンの話を書いたのでついでに。

ベートーベンの第九はもの凄く有名だけど多分普通知られているのは第四楽章の合唱が入る所。それ以外の楽章は意外と知られていないのではと思うが、第九は第四楽章も良いのだが第二楽章も実はかなり良い。ベートーベンらしいドラマチックなメロディラインで、リズミカルに徐々にボリュームを上げながら迫ってくる弦楽器やティンパニの連打などを聞くと中田ヤスタカ当たりに近いものを感じるのだがそんあ事はない?

そして7番第二楽章同様、この曲も映画で非常に印象的に使われている。この曲が使われているのはキューブリックの「時計仕掛けのオレンジ」…近未来の不良少年の話で大人の都合で良いように色々と洗脳されていくと言うアイロニー満載の話。この主人公の不良少年アレックスがベートーベンが大好きという設定になっており、自宅に戻って第九の第二楽章を聴きながら暴力の妄想に耽ると言うシーンがあります。PVかと思うほどかっこいいシーンなので本当はそれを貼り付けたかったがさすがにYou Tubeにはなかったが、探したら予告編があったので一応載せておこう。

最初に見たのは高校生の頃だがその後も何度も映画館で見ている。主人公のアレックスはベートーベンの事を親愛の情を込めて"ルートヴィヒ"とファーストネームで呼んでいるがさすがにそれは真似できない。

ちなみにこの映画は初めて「ドルビー」で録音された映画らしい。キューブリックは意外とそう言うハイテクが好きで色々な"映画初"をやっているがそれはまた次の機会に。
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