SSブログ

現代版シャーロック…ブルーレイが欲しいが高すぎる [テレビ]

録り貯めておいた"SHERLOCK season3"ようやく見終わりました。

いや〜最後の最後まで面白かったです。コナンドイルのシャーロックホームズが現代に生きていたら…と言う設定のイギリスBBC製作のドラマ。現代のシャーロックホームズはネットやスマホを駆使し、データや情報をフルスピードで解析して洪水のように推理を捲し立てます。推理の元になるシャーロックが観察した情報がテロップになって次々と現れるのは面白い演出でした。

そしてワトソンは原作より若々しく、より逞しく描かれています。ワトソンは軍医ではありますが、アフガニスタン帰りで戦場で心の傷を負って帰国する設定にされているのも現代的。原作通りにホームズとルームシェアをすることになるが、会う人毎に「シャーロックの新しい彼なの?」とゲイ疑惑をかけられうんざりするのは少しあざとい気もする。

兄のマイクロフトも登場するがこれを詳しく書いちゃうとネタバレになるのでここまで。

扱う事件も連続爆弾魔だったりテロ事件だったりするし、レーザー標準付きの銃や武装警官も出てきて雰囲気的には"24 [twenty-four] "みたいな雰囲気もあります。

この物語の面白さはストーリーの複雑さやちりばめられた伏線がラストに向かって見事に集約していく所だと思うのですが、それ以外に原作に対する"愛情"や"リスペクト"が随所に盛り込まれている気がします。ロバートダウニーJr.のアクション版シャーロックはキャラクターを借りてアクション映画を作ったようなものでしたが、この「シャーロック」は原作を思いっきりアレンジを変えたカバー曲のようになっています。

各エピソードのタイトルや事件、登場人物は原作をアレンジしたものになっており、このシーンは原作のアレをもじっているのだろうなと言うシーンが随所に見られます。スタッフ、特に脚本家は生粋のシャーロキアンなんだろうな。と言ってもホームズは中学時代に読んだっきりで、たぶんほぼ全巻読んでいるのだがさすがに中学以来だと覚えていない。なので時々再放送されるグラナダTV版のクラシックシリーズで記憶を呼び戻しているのだが。

今回Season3を放送するに当たり、過去に放送されたSeason1、Season2も再放送されたのだが、何も考えずSeason1のエピソード1、2は見た直後にハードディスクから削除してしまった。あぁしまった、全部残してブルーレイに焼いておけば良かった。

市販のブルーレイを買っちゃおうかと考えているが各シーズン(3エピソード)がそれぞれ10,000円もする。全巻揃えると30,000円以上、いや9話で30,000円はさすがに高すぎるだろう。
nice!(1)  コメント(2)  トラックバック(0) 
共通テーマ:テレビ