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自宅NASの全面改装 [パソコン]

最初はちょっとしたきっかけであったが、結局数週間がかりでのNAS体制の再構築となってしまった。

元々の体制としてはメインNASとしてQNAPのTS-869(6TB×4台+8TB×3台)を使っており、そのバックアップとしてTS-212P(6TB×2台、RAID0で12TB弱)とTS-431(余ったハードディスクを突っ込んでBYOD)を使っていた。メインTS-869はまだ(と言っても残り1TBくらい)空きがあったのだが、バックアップのTS-212PとTS-431の空き容量がほぼ無くなってきており、ほぼ同時に両者の空き容量が0となった。そしてTS-869も空きがあるとは言いつつ、6TBハードディスクの1台で復旧不能のエリアがあり一応動くけど早めに交換してくれと言うワーニングがずっと出ておりこちらも何とかしたいと思っていた。

TS-431は3TBや4TBと言った小容量のハードディスクも使っていたので、最初の作戦としてはTS-212Pの6TB×2台のハードディスクを8TB×2台に交換して、余った6TBのハードディスクの1台をワーニングが出ているTS-869に、もう1台をTS-431に入れて凌ごうと思っていた。いつもはNAS向けにチューニングされているWDのREDシリーズを使っているのだが、バックアップに使うのはそこまでのものではなくても良いのでSEAGATEのアーカイブ用の少し安いので凌ぐ事にする。
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まずはTS-212Pのディスクを交換してバックアップをしっかり取っておく事から、と言う事でTS-212Pのハードディスクを交換してバックアップを開始する。TS-212Pは廉価版と言う事で処理速度も通信速度も遅く、さらに8TB×2台のRAID0と言う大容量ほぼフルフルに使っているのでバックアップを取るだけで数日かかる。

ようやくTS-212Pへのバックアップが完了したので、今度はTS-431側のバックアップのやり直しを始める。まずはTS-212Pから取り外した6TBのハードディスクを入れてBYODでバックアップを開始、BYODなので1台でもハードディスクを交換したら全てがクリアされてしまうのでバックアップも0からやり直し。TS-212Pよりも容量が多いとは言え、さすがにTS-431は中級機だけあって処理速度も通信速度も速く結局TS-212Pと同じくらいの日数でバックアップが完了。さぁこれで安心してメインのTS-869のワーニングの出ているハードディスクの交換が出来る。
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と言う事でワーニングが出ている6TBのハードディスクをTS-212Pに入っていた6TBのハードディスクに交換する。そもそもこのシリーズは電源を入れたままでハードディスクの交換が出来るのが売りのはずなのだが、いくらマニュアルやネットの記事通りにやっても「ハードディスクが抜かれました」と言うエラーが出るなんで!まぁ新しいハードディスクを入れてあげれば自動的にRAIDを復旧してくれるので構わないっちゃ構わないのだが。そんなわけで新しいディスクを入れ替えてこれまで出ていたワーニングが消えた事を確認した上でRAID5の再構築を行う。RAIDの再構築中にバックアップの復元をしても良いようなのだが、ここは安全のためRAIDの再構築が終わるまで待つ。

結局RAIDの再構築も数日かかり、ようやく終わってからTS-431とTS-212Pに取ってあるバックアップの復元を始める。合計30TB近くあるので単なるファイルコピーではあるが、これまた数日かかるあぁ全ての事に時間がかかる。まぁこの復元が終われば全てすっきりするのでおとなしく我慢我慢…で平日の早朝にファイルコピーが終わったようなのだが朝起きるとスマホに大量のエラーメッセージがガビーン。
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TS-869に搭載している6TB×4台のハードディスクのうち、今回交換した1台(スロット4)が一部読み書きできなくなってエラーが出て、更にもう1台(スロット2)のこれまで問題なかったハードディスクに至ってはアクセス出来なくて外されたと認識してエラーが出ている。取りあえずRAIDのおかげでデータは失われていないようなのだが早急に対応しないとならない、何より緊急避難モードで動いているらしくリードは出来るがライトが出来ない状態になっている、と言うわけで会社には行ったが早上がりして帰宅して色々調べて見る。まずは一部読み書きエラーが出ているハードディスク(スロット4)から。このハードディスクは元々TS-212Pで問題なく使えていたもので、更にこう言うのはアクセスし直すとエラーが出ている領域を自動的に未使用にして使えるように組み直してくれるものだが…。と言う事で取りあえずハードディスクを外したり繋いだり再起動したりディスクチェックをしたりするがどうしてもエラーが消えない。う〜んこのハードディスクは残念ながらお亡くなりになった模様。そしてももう1台のアクセス不可のスロット2。このスロットのハードディスクを取り出して他の空きスロットに差し込むと問題なくアクセス出来るのでハードディスク自体には問題は無さそう。と言う事はスロット自体が壊れたのか、う〜ん修理に出す時間もお金も無いが取りあえず8スロットあるのでこのスロットは使わない事で対応しておく。

TS-869はスロット1から4を6TBハードディスク4台でRAID5構成、スロット5から7を8TBハードディスク3台でRAID5構成、この2つのRAIDをストレージプールで1つにまとめて使っていた。このうちスロット2が使えなくなったので、空いているスロット8に6TBのハードディスクを入れてRAIDを組もうと思ったのだがRAIDを構成するスロットの変更が出来ない。いやもしかしたら出来るのかも知れないが全く方法が思いつかない。それじゃスロット1から4に6TBハードディスク×3台でRAID、それだけだと容量が足りなくなるので追加で8TBハードディスクを買ってスロット5から8に8TBハードディスク×4台でRAIDを組もう。と思ったらスロット2をRAID構成から外す事が出来ないのでスロット1からスロット4はハードディスクが1台足りない状態となってしまっている。

う〜んこれはお手上げ、と言う事で意を決してTS-869はストレージプールとRAID構成を全部消してRAIDの再構築から始める事にする。まずはスロット1、3、4の3スロットに6TBのハードディスクを入れてRAID5構成にし、スロット5から8に4台の8TBハードディスクを入れてRAID5構成を組みストレージプールで1まとまりのディスク容量にまとめる。まぁ設定は残っているのでディスク構成だけの変更だけで済むので楽だし、全部クリアして1から組み直した方が気持ちが良い。

と言う事で最後に新しいハードディスク構成になったTS-869にバックアップしたデータの復元を始める。これまた30TBくらいあるので数日かかる、そして具体的に何をやっているのか分からないがRAIDの同期と言うのも並行して進んでいる。本当はRAIDの準備が完全に全部終わってからデータの復元をしたかったが、さすがにもう気力も尽きて良いにする。

そんなこんなでバックアップを含めたNASシステムの再構築に2週間くらいかかってしまったが、どのNASも容量がまだまだ残っているのでこれで当分の間は問題なく運用できるでしょう。
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