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Final Cut Pro Xで編集したビデオをファイルベースでブルーレイ(BDAVフォーマット)に焼く方法 [パソコン]

前から何とかしようと思っていたFinal Cut Pro Xで編集した映像をファイルベースでBDAVでブルーレイに焼く方法に目処が付きました。

もうMacは諦めてWindowsでBDAVフォーマットでブルーレイに書き出せるソフトを探した所、Movie Writer(BDAVは同梱されているDirect DiscRecorderで実行)とTMPEnc MPEG Stream Rendererを発見。用意するファイルがFinal Cut Proのファイルなので読み込めるかを体験版をダウンロードして実験してみました。

Direct DiscRecorderはFinal Cut Proで出力したProRes422をダイレクトでリードできたが、圧縮率の設定が出来ずしかも圧縮フォーマットがMPEG2。MPEG Stream RendererではFinal Cut ProのProRes422ファイルは読み込めないが、Compressorで圧縮したファイルならそのまま書き込みが出来た。圧縮率の調整は画質にダイレクトに効いてくるので、Blu-ray用の圧縮はMacのCompressorで行ってライティングだけMPEG Stream Rendererを使う事にする。

まずFinal Cut Pro Xで作成した映像をメニューから「Compressorに送る」を選択してCompressorを立ち上げる。設定の中にH.264(Blu-ray用)があるのでこれを選択するがデフォルトの設定だとビットレートが高すぎるらしく、MPEG Stream Renderer側でエラーが出る(そもそも本番ではBlu-rayデッキの標準モード…8Mbps程度で圧縮しようと思ってたし)のでビットレートを標準8Mbps、最高16Mbps程度、マルチパス圧縮設定にして新規で保存。ただこれだけだと音声が記録されないようなので、別にDolby Digital Professionalの設定で音声ファイルも圧縮し映像と音声の2つのファイルを用意。

この映像と音声ファイルをWindowsに持って行き、MPEG Stream Rendererにまず映像だけ読み込む。その後出力メニューを開いて音声データを追加。MPEG Stream Rendererにはライティングの際に圧縮が必要な箇所を表示してくれる機能があるのでそれを使って全ファイル圧縮の必要が無いことを確認。そしてライティングを実行してBDAVフォーマットのブルーレイ完成。後はブルーレイデッキに持って行けばファイル単位でのコピーが出来るので、デッキ経由でまとめてBD-Rに焼いて完成。映像と音声を別ファイルで用意したので同期が取れているか心配だったが再生してみた感じでは何の問題も無さそう。Blu-rayデッキの標準モード(8Mbps)で圧縮したので、Blu-rayデッキのメニューで見ると標準モード(SPモード)で記録したファイルと認識されている。

試しにFinal Cut Pro Xで作成したファイルをProRes422のQuickTimeで書き出し、それをFinal Cut Pro 7に読み込んでDVテープに書き出し、それをブルーレイデッキにiLink経由でダビングしたもの(これまでやっていた方法)を作成してみたが、ファイルサイズはほぼ同じだったのでまぁ画質も同じくらいでしょう(厳密に比べたわけではないが明らかにどちらかの画質が落ちている感じもしなかったし)。

これでようやくテープベースの編集から完全に脱却できるか?
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