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2017年8月27日(日) 久しぶりの大人買い [日記]

久しぶりの大人買い…「ノーマーク爆牌党」全9巻セット買い。

いや買ったのは2日前のamazonであるが、昨日届いて本日から1冊ずつ読んでます。前から気になっていたのだが全巻買い揃えるほどではないかと思っていたが、amazonで探したらセットで2,000円…いや2,000円なら良いかと言うことで購入。
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作者は片山まさゆき、"ぎゃんぶらぁ自己中心派"や"スーパーズガン"と言った麻雀ギャグ漫画で有名な漫画家で、本作もギャグ要素満載。多分"爆牌"と言う響きだけで見切り発車した漫画で、本人もギャグ漫画のつもりで始めたんだろうがストーリーが進むにつれて"爆牌"の謎解きが中心のギャグ要素を含んだシリアスなストーリーになってくる。

一応、主人公は"爆牌"と言う最も危険な状況で最も危険な牌を打つことで逆転勝ちをする爆岡弾十郎(通称、爆弾)という事になっているが、真の主役はひたすら守備に徹した麻雀を打つライバルの鉄壁保。ストーリーもこの鉄壁の目線で展開される。

鉄壁たちがたむろする雀荘にフラリと現れて"爆牌"を使って勝利する爆岡弾十郎。孤高の天才プロ雀士として連勝を続ける爆岡の後を追ってプロになった鉄壁は、大会で爆岡と対戦するが狙い撃ちされボロ負けした上に思いっきりの暴言でバカにされる。反撃を誓った鉄壁は爆岡の打ち筋を徹底的に研究して"爆牌"の仕組みをある程度予測して再戦するが、それを上回る爆岡の強さに心が折れそうになるが必死のヒロインの応援で何とか踏みとどまる。結局爆岡には勝てなかったが、更に研究を重ねていわゆる"場の流れ"を"色"の理論で解読して対戦に臨み少しずつ"爆牌"の秘密に迫っていく。そして同様に対戦するライバル達もそれぞれ"爆牌"を研究して対戦に臨んでいた。

まぁ難しい理屈の所は飛ばし飛ばしに読んでいくが、それでも謎解きのようにストーリーが展開していくストーリーはやっぱり面白い。個性的な登場人物が次々と現れていくのはいつもの片山まさゆきのパターンであるが本作は特に魅力的な登場人物が多くそれぞれが生き生きと活躍している。まるで巨人の星でライバル達がそれぞれ消える魔球の秘密とその破り方を探っていくシーンのよう。

「ノーマーク爆牌党」は片山まさゆきの数々のギャグ漫画に埋もれがちであるが、間違いなく片山まさゆきの最高傑作だと思うよ。
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