メゾンドヒミコ（再々見）

amazonで購入した「メゾンドヒミコ」のDVDが今朝届いた。映画館で2回見ているので3回目だがやっぱり面白い。去年観た映画の中ではNo.1だった。

オダギリジョーも柴咲コウも田中みんもそれぞれすごい存在感。透明感という言葉は若い女性に対して使われることが多いが、この映画のオダギリジョーはまさに透明感に溢れている。ゲイという設定だが本物のゲイもこんなにかっこいいのだろうか。柴咲コウはメイクアップならぬメイクダウンしてわざと不細工にしていると言うことだが、生活感溢れた顔つきはしていても美人は美人、存在感は見事。さらにそれにもまして寝ているだけなのに誰よりもカリスマ性を発揮している田中みんがすごい。

起伏があまり無く密度が低いストーリー展開だが、その緩さ加減が心地良い。カメラも音楽もパーフェクト。見事としか言いようがない。終盤にあるディスコシーンのダンスは名シーンと言えよう。ラストも爽やかで後味も抜群。

この映画を劇場で観たのはちょうど休職している最中だった。そんな個人的な事情もあって懐かしい思いがする。あの頃は大変だったな〜。